女子柔道暴力問題第三者委員会委員長
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「笠間治雄」の記事における「女子柔道暴力問題第三者委員会委員長」の解説
2013年1月末、柔道女子強化メンバー(ナショナルチーム)の指導の場において、監督の園田隆二による女子柔道強化選手への暴力問題がマスコミで報道された。世論は、問題行為者の園田に対してのみならず、伝統的に、明示又は黙示でこれを容認するスポーツ界にも批判の目を向けた。 ナショナルチームを監督する立場の全日本柔道連盟(全柔連)は、園田から事情を聴取した上で始末書を提出させたが、それ以後も園田の態度が改まらないことを不満とする選手の意向から、同連盟は園田に追加で戒告処分も課した。しかし、事の重大性に比して処分が甘いこと、および、問題行為が遅くとも2012年9月に行われ、処分は2013年1月中旬に出されたにもかかわらず、一連の出来事が最終的に全柔連自身から明らかにされることはなく、同月末によってはじめてマスコミの手で明らかにされたことが、「真に問題を理解していない」「隠蔽体質であり、自浄能力がない」との世論の批判を浴びた。 世論や国際オリンピック委員会、日本オリンピック委員会、国際柔道連盟、国会議員、有識者からの厳しい批判を受けて全柔連は、本件の事実確認および対処方針決定の参考とする趣旨で、外部有識者による第三者委員会設置を決め、その委員長に笠間が就任した。
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