失業率の低下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 01:50 UTC 版)
共産主義から資本主義への体制変換に伴い、共産主義時代に諸外国から借入れた膨大な借金対策ではショック・セラピー(ショック・ドクトリン)で対応した。この経済混乱によって1990年代半ばに約30%という途方もない失業率を記録したポーランドは、その後の経済改革や諸外国からの経済援助などで奏し、2008年6月の失業率は7.3%と、劇的に改善している。特にここ数年の失業率低下のスピードは驚異的である。2008年4月末現在でポーランド人の平均給与額は3,138PLN($1,442)である。世界金融危機の影響が残る2010年9月においては9.6%となっており、これはEUの平均とちょうど同じである。2015年、失業率はEU平均を超え、月額平均給与は€705と示されている。この近年のポーランド人の国外移住(移民)は、ポーランド国内失業率を下げ、ポーランドへの送金で約410億ユーロをポーランド経済にもたらした。
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