天皇による命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:40 UTC 版)
さらに、震災11日後の9月12日には大正天皇の詔書によって「(東京は)国都たるの地位を失わず」と発表された。この詔書の内容は次の通りであった。 「東京は帝国の首都にして政治経済の枢軸となり国民文化の源泉となりて民衆一般の瞻仰する所なり」 「一朝不慮の災害に罹りて今や其の舊形を留めずと雖我が国都たる地位を失わず」 「以て其の善後策は独り舊態を回復するに止まらず進んで将来の発展を圖り以て巷衢の面目を新たにせざるべからず」 この天皇の命令により、遷都しないことが正式に決定された。以後、遷都に関する議論は下火となった。
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