天王川公園とは? わかりやすく解説

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てんのうがわ‐こうえん〔テンワウがはコウヱン〕【天王川公園】

読み方:てんのうがわこうえん

愛知県津島市にある公園大正9年(1920)の開園名所として知られる


天王川公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/06 01:59 UTC 版)

天王川公園
Tennōgawa Park
分類 総合公園[1]
所在地
愛知県津島市宮川町地内
座標 北緯35度10分24.91秒 東経136度43分16.71秒 / 北緯35.1735861度 東経136.7213083度 / 35.1735861; 136.7213083座標: 北緯35度10分24.91秒 東経136度43分16.71秒 / 北緯35.1735861度 東経136.7213083度 / 35.1735861; 136.7213083
面積 11.6ha[1]
開園 1920年大正9年)
駐車場 128台
公式サイト 天王川公園
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天王川公園(てんのうがわこうえん)は、愛知県津島市にある都市公園

概要

江戸時代末ごろの天王川周辺の位置関係図。破線は江戸時代初期ごろの旧河道、緑線・緑字は開削・付替後の新河道。橙線・橙字は主要街道、赤字は主要な地名など。

天王川公園はかつて津島市内を流れた天王川が、1899年(明治32年)の佐屋川の廃川によって孤立して誕生した「丸池」周辺に整備された公園である[2]

1918年(大正7年)2月26日に多田可継(後の津島町長)ほか全町会議員が「津島公園建設ノ件ニ関スル建議案」を提出[2]。同年3月に多田が津島町長に就任すると公園化が推進され、翌1919年(大正8年)9月には本多静六田村剛を招聘して公園設計案が立案された[2]

1920年(大正9年)4月に愛知県から公園建設事業の認可を受け、同年6月に起工式が行われた[2]

当初は工期10年となる大規模事業の予定だったが、津島町家主会問題(1919年秋)、スペイン風邪の大流行(1920年1月)、大正の大恐慌(1920年3月)によって、植物園の造成が批判にさらされるなど規模が縮小され、基本的整備が完了した4年目に終了となった[2]

1935年昭和10年)に猿動物園が置かれたのに始まり、1958年(昭和33年)にはライオンやクマなどを飼育する動物舎が設置。以降もフラミンゴなどが飼育されていたが、1998年平成10年)に廃止された。

津島市はフジの名所であり、公園にも1978年(昭和53年)から藤棚が造成され、1983年(昭和58年)には「日本最大の藤棚」が完成している。現在では四季折々の景色を楽しむことができ、2007年(平成19年)には日本の歴史公園100選にも選ばれた。

また、ユリカモメや稀にカワセミなどの様々な渡り鳥もやってくる。

園内

施設

面積12.0haの園内には、丸池や車河戸、中之島、藤棚、旧鈴木邸(1916年建築の古民家)、芝生広場、中央広場、築山、屋外ステージなどの施設がある[3]

ギャラリー

祭り

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 都市公園”. 津島市. 2017年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e WEEKLY REPORT 2016-2017”. 津島ロータリークラブ. 2023年12月30日閲覧。
  3. ^ 津島市天王川公園 管理運営業務仕様書(要求水準書)”. 津島市. 2023年12月30日閲覧。
  4. ^ 以前の設置場所であった津島市立図書館には野口米次郎の特設文庫がある
  5. ^ 尾張津島藤まつり”. 津島市. 2020年6月13日閲覧。
  6. ^ 尾張津島天王祭”. 津島観光協会. 2020年6月13日閲覧。

関連項目

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