天文同好会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 10:36 UTC 版)
1920年(大正9年)に「天文同好会(後の東亜天文学会)」を創立し、天文学の普及と観測者育成に心血を注いだ。「天文学は昔からアマチュアの協力の下にアマチュアと共に進歩した学問である。専門家は、アマチュアの観測者に援助を与え、その観測を大切にしなければならない。」と山本は語り、和英両文で書かれた「山本速報」を毎週発行し、プロ・アマ問わず、どんな些細な観測も国内ばかりか広く海外にも紹介した。また、一般の人にも理解できるよう天文書を書いたり、入門書を作り、アマチュアが利用できる天文台を作り多くの観測者を育てた。こうした活動の結果、天文同好会は創立50年後には定期雑誌を発行し、会員数も千人を突破するまでに至っている。太陽黒点観測の三沢勝衛・流星観測の小槙孝二郎・彗星発見で有名な本田実・星図の草場修・火星観測の佐伯恒夫・反射望遠鏡の中村要など多くの優秀な観測者と高機能の観測器具が生み出された。
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