大野村_(神奈川県)とは? わかりやすく解説

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大野村 (神奈川県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/27 03:53 UTC 版)

おおのむら
大野村
廃止日 1941年4月29日
廃止理由 合併
上溝町座間町相原村、大野村、大沢村田名村麻溝村新磯村→相模原町
現在の自治体 相模原市
廃止時点のデータ
日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
高座郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 10,242
(1940年10月1日)
隣接自治体 神奈川県高座郡相原村、上溝町、麻溝村、新磯村、座間町、大和村
東京府南多摩郡堺村忠生村町田町南村
大野村役場
所在地 神奈川県高座郡大野村大字淵野辺字下長久保[1]
座標 北緯35度31分49秒 東経139度25分48秒 / 北緯35.53033度 東経139.43008度 / 35.53033; 139.43008 (大野村)座標: 北緯35度31分49秒 東経139度25分48秒 / 北緯35.53033度 東経139.43008度 / 35.53033; 139.43008 (大野村)
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大野村(おおのむら)はかつて神奈川県高座郡に位置していた

1941年4月29日、隣接の2町6村と新設合併し、神奈川県高座郡相模原町となった。現在は相模原市中央区および南区の一部である。

概要

古くからの集落は境川沿いの段丘下に位置し、江戸時代には上流側から上矢部村、淵野辺村、鵜野森村、上鶴間村が成立していた。集落の西側の段丘上には相模野台地(相模原台地)が広がっており、水が乏しいために原野となっていた。江戸時代初期の寛文年間の矢部新田を最初に境川沿いの村を本村とする新田開発が行われ、次いで淵野辺新田、大沼新田が開かれた。明治維新後も台地の開拓は続けられ、1880年(明治13年)の中和田新開、1882年(明治15年)の篠原新開、1887年(明治20年)の谷口新開、1888年(明治21年)の中村新開が開拓された。

1889年(明治22年)の町村制施行に際して、上矢部村、矢部新田村、淵野辺村、鵜野森村、上鶴間村が合併し、新たに大野村を称した。旧村を引き継ぐ上矢部矢部新田淵野辺鵜野森上鶴間の5大字を編成し、村役場はそれらのほぼ中間に位置する大字淵野辺の字下長久保(現・古淵三丁目)に置いた。

村域に鉄道が敷設されたものの、淵野辺駅付近以外は全体的に農村としての性格はあまり変化がなかった。しかし、1936年(昭和11年)以降、陸軍施設が相次いで移転・開設されたことに伴い、農村から軍都としての様相を濃厚にあらわしてきた。


相模原町発足の経緯については、相模原市#昭和時代及び相模原市#自治体の変遷を参照。

沿革

参考文献

  • 『相模原市史第4巻』発行者:相模原市長 河津 勝 発行日:昭和46年3月18日
  • 『土地宝典』「神奈川県高座郡新磯村地番反別入図」大日本市町村地番反別入地図刊行会/編 昭和4年3月5日刊行
  • 『土地宝典』「神奈川県高座郡麻溝村地番反別入図」大日本市町村地番反別入地図刊行会/編 昭和9年4月28日刊行
  • 『広報ざま縮刷版 第1巻』

脚注

注釈

  1. ^ 高座郡大野村上鶴間新磯村磯部大野、麻溝村下溝字一ノ芝野・字十八の原に跨っている[2]。『座間広報』20号昭和26年3月10日発行p2に「国立相模原病院 所在地・相模原町上鶴間4719番地」と記載。『相模原市史第4巻』p575には「病院本館(管理棟)の玄関にあたる地点が上鶴間分であったので行政区域は大野村に入っていた。」と記述。

出典

  1. ^ 『相模原市史第4巻』p658,p659
  2. ^ 昭和4年3月5日刊行『土地宝典』「高座郡新磯村地番反別入図」。昭和9年4月28日刊行『土地宝典』「高座郡麻溝村地番反別入図」。

関連項目




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