大浜町 (琉球政府)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大浜町 (琉球政府)の意味・解説 

大浜町 (琉球政府)

(大浜村 (沖縄県) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 16:33 UTC 版)

おおはまちょう
大浜町
廃止日 1964年6月1日
廃止理由 編入合併
石垣市への編入合併
現在の自治体 石垣市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 沖縄県
八重山郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
隣接自治体 石垣市
大浜町役場
所在地 沖縄県八重山郡大浜町字大浜
座標 北緯24度20分18秒 東経124度10分28秒 / 北緯24.33836度 東経124.17456度 / 24.33836; 124.17456 (大浜町)座標: 北緯24度20分18秒 東経124度10分28秒 / 北緯24.33836度 東経124.17456度 / 24.33836; 124.17456 (大浜町)
特記事項 町制施行・廃止当時は琉球政府アメリカ軍施政権下)
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

大浜町(おおはまちょう)は、かつて琉球政府(現在の沖縄県八重山郡にあった石垣島東部に位置し、町役所は字大浜に置かれた[1]

1964年に当時同島西部を占めていた石垣市に編入合併され消滅した[1]

沿革

  • 明治末期まで - 八重山列島与那国島を除く)には石垣・大浜・宮良の3つの間切が置かれていた。後の大浜町の町域は、中北部(宮良村・白保村・桃里村・伊原間村・平久保村・野底村・盛山村)が宮良間切[2]、南部(真栄里村・平得村・大浜村)が大浜間切[3]に属していた[1]
  • 1908年(明治41年)4月1日 - 島嶼町村制により八重山列島全域(与那国島を含む)が八重山村となる[4]
  • 1914年(大正3年)4月1日 - 八重山村が4村に再編され、石垣島東部は大浜村となる[4]
  • 1947年(昭和22年)9月20日 - 町に昇格、大浜町となる[5]
  • 1964年(昭和39年)6月1日 - 石垣市に編入合併。これにより石垣島全島が一市となる。大浜町は消滅し、町役所は石垣市役所大浜支所となる[5]
  • 1972年(昭和47年)5月15日 - 本土復帰。大浜支所が大浜出張所となる[6]
  • 2003年(平成15年)4月30日 - 大浜出張所廃止。

地域

かつて大浜間切だった地域は★印、宮良間切だった地域は☆印

  • 伊良間(いばるま)☆
  • 大浜(おおはま)★ 町役所所在地
  • 白保(しらほ)☆
    • 盛山(もりやま)☆
  • 桃里(とうざと)☆
  • 野底(のそこ)☆
  • 平得(ひらえ)★
  • 平久保(ひらくぼ)☆
  • 真栄里(まえざと)★
  • 宮良(みやら)☆[1]

隣接していた自治体

現在の石垣市大浜地域

先島諸島唯一の国道である国道390号は、石垣島内区間の大半が旧大浜町域を通っている。

1997年には、沖縄県八重山支庁(現・沖縄県八重山事務所)が、市の中心部の登野城(旧石垣市域)から真栄里(旧大浜町域)に移転した。2013年に開港した新石垣空港は、白保(旧大浜町東部)に位置している。かつての石垣空港も真栄里(旧大浜町域)にあり、その跡地には石垣市消防本部県立八重山病院石垣市役所が移転している(石垣空港#跡地利用参照)[7][8]

交通

空港
道路

教育

高等学校
養護学校
  • 沖縄県立八重山養護学校
中学校
小学校
  • 石垣市立大浜小学校
  • 石垣市立白保小学校
  • 石垣市立宮良小学校
  • 石垣市立平真小学校
  • 石垣市立伊野田小学校
  • 石垣市立明石小学校
  • 石垣市立野底小学校
  • 石垣市立平久保小学校

主要公共施設

脚注

  1. ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会 (8 July 1986). "大浜". 角川日本地名大辞典 47 沖縄県. 角川書店. pp. 226–227.
  2. ^ めーらまぎり【宮良間切】沖縄県:八重山諸島/石垣市”. 日本歴史地名大系. JapanKnowledge. 2021年11月24日閲覧。
  3. ^ ほーままぎり【大浜間切】沖縄県:八重山諸島/石垣市”. 日本歴史地名大系. JapanKnowledge. 2021年11月24日閲覧。
  4. ^ a b 八重山 近・現代史 略年表 1879年(明治12)〜1945年(昭和20)8月14日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
  5. ^ a b 八重山 近・現代史 略年表 1945年(昭和20)8月15日〜1972年(昭和47)5月14日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
  6. ^ 八重山 近・現代史 略年表 1972年(昭和47)5月15日〜1989年(昭和64)1月7日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
  7. ^ “現空港跡地計画まとまる 市役所庁舎移転せず 八重山病院、博物館の移転を計画”. 八重山毎日新聞. (2012年5月31日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304200354/http://www.y-mainichi.co.jp/news/20183/ 
  8. ^ “石垣市の新庁舎が完成 隈研吾さんが設計 総工費は108億円”. NHK. (2021年11月12日). オリジナルの2021年11月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211112201254/https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20211112/5090016269.html  {{cite news}}: |archiveurl=の値が不正です。 (説明)
  9. ^ “センバツ平成の名場面:/32 第78回大会(2006年) 日本最南端の球児はつらつ”. 毎日新聞. (2019年2月27日). オリジナルの2021年8月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210827105556/https://mainichi.jp/articles/20190227/ddm/041/050/065000c 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大浜町 (琉球政府)」の関連用語

大浜町 (琉球政府)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大浜町 (琉球政府)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大浜町 (琉球政府) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS