大きさ・材質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 09:20 UTC 版)
身延22代日遠の『身延山久遠寺蓮祖御真翰入函之次第』(山川智応・日蓮聖人研究2巻542頁)には、「絹両長也 長五尺八寸(175.7センチ)」、同33代日亨の『御本尊鑑』にも「絹地幅二尺六寸一分(79センチ)長五尺八寸二分(176.3センチ)」とあることから、縦180センチ近い大幅の曼荼羅で、材質は「絹」であったことが知られる。絹を材質としている曼荼羅本尊はこの他に京都妙満寺蔵、天目授与本尊一幅(165.1×77.3センチ・安国会目録11)があり、京都で平成22年に開催された『日蓮と法華の名宝』展に出展された。その図録の解説(66)には、中尾尭によって、佐渡始顕本尊と、素材、大きさの近似性が指摘されている。また、佐渡始顕本尊を御図顕したとされる文永10年7月以降、文永11年6月の天目授与の曼荼羅本尊までは、他の曼荼羅本尊が伝承されておらず、御図顕の順序が連続する可能性が指摘される。
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