夢月亭清麿とは? わかりやすく解説

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夢月亭清麿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 05:30 UTC 版)

夢月亭 むげつてい 清麿 きよまろ

夢月亭清麿定紋「立ち沢瀉」
本名 池谷 いけや みのる
生年月日 (1950-05-16) 1950年5月16日(74歳)
出身地 日本東京都渋谷区
師匠 五代目柳家つばめ
五代目柳家小さん
名跡 1. 柳家雪之丞
(1973年 - 1978年)
2. 夢月亭歌麿
(1978年 - 1989年)
3. 夢月亭清麿
(1989年 - )
出囃子 串本節
活動期間 1973年 -
所属 落語協会
公式サイト 夢月亭清麿 - 落語協会
備考
落語協会監事(2020年 - )

夢月亭 清麿(むげつてい きよまろ、1950年5月16日 - )は、東京都渋谷区出身の落語家落語協会所属。本名∶池谷 実出囃子∶『串本節』。

経歴

早稲田大学第一文学部卒業後1973年3月、五代目柳家つばめに入門、前座名「雪之丞」。1974年9月、つばめ死去により、大師匠五代目柳家小さん門下に移籍。

1978年3月に金原亭馬治古今亭菊龍と共に二ツ目昇進、亡き師匠である五代目柳家つばめの二ツ目名「夢月亭歌麿」と改名。

1989年3月に林家鉄平と共に真打昇進、「夢月亭清麿」と改名。2020年より落語協会監事を務める。

落語協会事務所で、落語協会百周年記念興行の話し合いをしている時に脳疾患(脳梗塞)で倒れたため[1][2]2023年11月以降休演。2017年以降らくごカフェで3か月おきに開催してきた独演会は、2024年1月19日をもって最終回(清麿休演)となった。

2025年1月18日と28日、林家正雀の呼びかけによりお江戸両国亭で「夢月亭清麿を励ます会」が開かれ、収益は全額清麿に渡された[1][3]

人物

学生の頃、映画好きとして佐藤忠男の本を愛読、佐藤と面識もあった。落語家になろうと考えた時に「私は栄ちゃんと呼ばれたい」(柳家つばめ著)のあとがきに佐藤の名前があったのを思い出し、頼み込んでつばめ宛の紹介状を書いてもらって入門に至った[4]

高座では主に新作落語を演じている。新作落語を作り続けた三遊亭円丈の理論的支柱として「実験落語」以降の活動に同道していた。

映画プロレス好きで、プロレスに関する著書も出している。

演芸専門誌「東京かわら版」で、コラムを柳家雪之丞時代の1977年(昭和52年)1月号(第27号)から平成中期まで長期連載していた。タイトルは「よたろうのーと」→「新・よたろうのーと」→「夢月亭の炊き立てゴハン」に変更されている。

芸歴

役職

  • 2020年落語協会監事に就任。

著書

解説・その他

脚注

  1. ^ a b 『東京かわら版 2025年1月号 TOPICS「夢月亭清麿を励ます会」』東京かわら版、2024年12月28日、28-29頁。 ISBN 9784910085555 
  2. ^ 三遊亭白鳥”. X (formerly Twitter). 2025年2月4日閲覧。
  3. ^ koen6330(@koen6330) (2024年12月26日). “兄弟子が頑張ってます!”. X. 2025年1月20日閲覧。
  4. ^ 柳家雪之丞改め夢月亭歌麿『落語界 vol.18 前座の生活』深川書房、1978年5月1日、34-39頁。 

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