多段式ロケットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 宇宙百科事典 > 多段式ロケットの意味・解説 

多段式ロケット

空(から)になったタンクやエンジンを切りはなして飛ぶ「多段式ロケット」

ロケット大気圏外打ち上げ人工衛星などを軌道(きどう)にのせるには、大きな速度が必要ですが、多段式ロケットは、燃焼後に不要になったロケット機体を切りはなしていくことで機体重量軽くして質量比を上げロケット本体速度効率よく増すための方法です。たとえば、3段ロケットの全質量比は、各段の質量比が同じならば質量比の3乗なります。つまり、ロケットは段を重ねることで、より速い速度得られるのです。


アポロ計画のサターンは代表的な多段式ロケット

多段式ロケットは、燃料酸化剤使い終わって、空(から)になったタンクエンジンを執に切りはなしていきます。たとえば、代表的な多段式ロケットであるアポロ計画サターンロケットは、第1段ロケットを切りはなしたあとに第2段ロケット点火第2段ロケットを切りはなしたあとに第3段ロケット点火、そして第3段ロケットを切りはなす、というステップによって加速し月軌道入りました

代表的な多段式ロケット、アメリカのサターンロケット
代表的な多段式ロケット、アメリカサターンロケット



このページでは「スペース百科」から多段式ロケットを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から多段式ロケットを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から多段式ロケット を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「多段式ロケット」の関連用語

多段式ロケットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



多段式ロケットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JAXAJAXA
Copyright 2025 Japan Aerospace Exploration Agency

©2025 GRAS Group, Inc.RSS