多変数の形式的冪級数とは? わかりやすく解説

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多変数の形式的冪級数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 03:12 UTC 版)

形式的冪級数」の記事における「多変数の形式的冪級数」の解説

任意の個数(無限個でもよい)の不定元をもった形式的冪級数定義することができる。Λ が添え字集合であり XΛ を λ ∈ Λ に対し不定元全体集合とすれば単項式 Xα は XΛ の元の任意の有限個の(重複許した)積である。係数を環 A にもつ XΛ の形式的冪級数単項式 Xα の集合から対応する係数 cα への任意の写像によって決定され、 ∑ α c α X α {\textstyle \sum _{\alpha }c_{\alpha }X^{\alpha }} と表記されるすべてのそのような形式的冪級数からなる集合を A[[XΛ]] と表記し、以下のように環の構造与える。 ( ∑ α c α X α ) + ( ∑ α d α X α ) := ∑ α ( c α + d α ) X α {\displaystyle \left(\sum _{\alpha }c_{\alpha }X^{\alpha }\right)+\left(\sum _{\alpha }d_{\alpha }X^{\alpha }\right):=\sum _{\alpha }(c_{\alpha }+d_{\alpha })X^{\alpha }} および ( ∑ α c α X α ) × ( ∑ α d α X α ) := ∑ α , β c α d β X α + β {\displaystyle \left(\sum _{\alpha }c_{\alpha }X^{\alpha }\right)\times \left(\sum _{\alpha }d_{\alpha }X^{\alpha }\right):=\sum _{\alpha ,\beta }c_{\alpha }d_{\beta }X^{\alpha +\beta }} 一変数の場合同様に、A[XI] ⊂ A[[XI]] である。 Λ := {1, 2, …, n} の場合には、A[[XΛ]] = A[[X1, X2, …, Xn]] とも書かれる。A[[X1, …, Xn]] = A[[X1, …, Xn-1]] [[Xn]] である。

※この「多変数の形式的冪級数」の解説は、「形式的冪級数」の解説の一部です。
「多変数の形式的冪級数」を含む「形式的冪級数」の記事については、「形式的冪級数」の概要を参照ください。

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