外部監査契約の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 22:46 UTC 版)
外部監査契約とは、包括外部監査契約及び個別外部監査契約をいう(252条の27第1項)。 「包括外部監査契約」とは、都道府県、政令指定都市、中核市(252条の36第1項)が、最少の経費で最大の効果、組織及び運営の合理化(第2条第14項及び第15項)を達成するため、外部監査契約を締結できる者(252条の28第1項又は第2項)の監査を受けるとともに監査の結果に関する報告の提出を受けることを内容とする契約であつて、地方自治法の定めるところにより、毎会計年度、当該監査を行う者と締結するものをいう(252条の27第2項)。 「個別外部監査契約」とは、次の各号に掲げる普通地方公共団体が、当該各号に掲げる請求又は要求があつた場合において、当該請求又は要求に係る事項について外部監査契約を締結できる者の監査を受けるとともに監査の結果に関する報告の提出を受けることを内容とする契約であつて、地方自治法の定めるところにより、当該監査を行う者と締結するものをいう(252条の27第3項)。 一 252条の39第1項に規定する普通地方公共団体 選挙権を有する者の50分の1以上の連署をもって行われる監査請求(75条第1項) 二 252条の40第1項に規定する普通地方公共団体 議会による監査請求(98条第2項) 三 252条の41第1項に規定する普通地方公共団体 地方公共団体の長からの監査要求(199条第6項) 四 252条の42第1項に規定する普通地方公共団体 財政的援助を与えているもの等に係る監査要求(199条第7項) 五 252条の42第1項に規定する普通地方公共団体 住民監査請求に係る監査請求(242条)
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