がいむあんぜんほしょう‐じょうきゅうだいひょう〔グワイムアンゼンホシヤウジヤウキフダイヘウ〕【外務・安全保障上級代表】
読み方:がいむあんぜんほしょうじょうきゅうだいひょう
EUの外交・安全保障・防衛政策を提案・調整・指導する、外務大臣に相当する役職。欧州連合理事会の外務理事会(EU外相理事会)の議長を務め、欧州委員会の副委員長を兼務する。任免は欧州理事会の特定多数決により、欧州委員会委員長の合意を得て行われる。任期は5年。EU外務・安全保障政策上級代表。通称、EU外相、EU外務大臣。
[補説] リスボン条約の発効に伴って2009年12月に設置された役職。それまでの共通外交・安全保障政策上級代表と欧州委員会対外関係担当委員の役職を統合したもの。初代は英国のキャサリン=アシュトン通商担当欧州委員(指名当時)が就任。
外務・安全保障上級代表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 16:38 UTC 版)
「キャサリン・アシュトン」の記事における「外務・安全保障上級代表」の解説
2009年11月19日にブリュッセルで開かれた欧州連合加盟国首脳による非公式会合において、加盟各国の首脳はアシュトンを欧州連合の初代欧州連合外務・安全保障政策上級代表に指名することで合意した。人選にあたってはファンロンパイが右派であることとのバランス上、欧州社会党出身者であるという条件が共通の認識となっていた。ゴードン・ブラウン首相は当初、デイヴィッド・ミリバンド外相の起用を模索していたが、本人から固辞された。そこでEU側からも女性を要望する意向があったため、アシュトンに白羽の矢がたったとされているが、国際的には全く無名なばかりか英国内でも要職の経験が少なく、短期間の欧州委員を除けば外交経験が皆無だったアシュトンの起用は、関係国に失望を与えたとされている。
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