変額年金保険
へんがく‐ねんきんほけん【変額年金保険】
変額年金保険
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/31 04:01 UTC 版)
個人年金保険の変額保険版であり、保険料を一定期間(10~40年)納め、契約期間中ならばいつ死亡した場合でも死亡保険金が支払われる。10~30年の定められた期間の間運用を行い、年金支払開始年齢に達すると年金として分割して支払われる。2002年10月に銀行窓販が解禁されたため販売額が急増した。投資型年金保険、変額個人年金と呼ばれることもある。 銀行窓販では一時払の商品が多く、平準払(月払・積立型)の商品も会社によって取り扱いがある。通貨指定型と呼ばれる海外通貨(米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドルなど)で運用するタイプも存在する。 主な取扱保険会社:アクサ生命、アリコ(メットライフ生命が継承)、クレディ・アグリコル生命保険、ソニーライフ・エイゴン生命保険、ハートフォード生命保険(オリックス生命が継承)、マニュライフ生命保険、第一フロンティア生命(第一生命のグループ会社)、三井住友海上プライマリー生命保険(MS&ADインシャランスグループホールディングス(三井住友あいおい同和損保)グループ)、明治安田生命保険
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変額年金保険(投資型年金)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/24 08:09 UTC 版)
「年金保険」の記事における「変額年金保険(投資型年金)」の解説
1990年代に現れた個人年金保険で、投資信託の制度を取り入れたものである。基本的に契約者が保険の運用に対する指示を行い、その成果に基づいて年金額が決定する。 日本では、バブル期の変額保険などの問題があったことから、年金支払い前に被保険者が死亡した場合のみ元本を保証するのが通常である。 根本的に分散投資・長期投資によるリスク低減により、預金などでは不可能な物価上昇に負けない運用を目指した商品で、401kと同じく根本的な理念は現代ポートフォリオ理論を下敷きにしている。個々人の運用目標・投資額にあわせて、効率的フロンティアに基づく資産配分で各ファンドに投資するのが本来想定されている基本的な仕組みである。 しかし、元本の保証は基本的になされないため、元本保証を好む日本の市場にあわせて、基本的な理論からかけ離れた納付額の100〜110%等、年金原資の最低保証を定めたタイプも生まれてきている。 現在定期的な収入があるような立場の利用者としては月払い・年払いといった分割払い(積立型、平準払い型などともいう)の方が利便性が高いと言え、米国ではそのような分割払いの商品が多いが、日本の場合は多くの金融機関で退職金を運用するような層を主要顧客として想定しているため、一時金を一括して納めて運用する一時払い型の商品が圧倒的に多い。 また日本国外で変額年金(Variable Annuity)という場合、年金支払開始後も変額運用を行うが、日本の変額年金保険では年金支払開始後は定額運用となる商品が主であり、欧米で言う“Variable Anuuity”は日本ではまれである。
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