変種のタカネザクラとチシマザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 14:37 UTC 版)
「タカネザクラ」の記事における「変種のタカネザクラとチシマザクラ」の解説
分類学上の種(species)としてはタカネザクラだが、その下位分類の変種(variety)レベルでは、タカネザクラ(var. nipponica)とチシマザクラ(var. kurilensis)に分類される。2010年代後半時点では、葉の両面、葉柄、果柄などに毛がないものがタカネザクラ、毛があるものがチシマザクラと分類しているが、個体により毛の長さにバラつきがあり他の多要素を考慮に入れていないため、分類として不適当で再検討が必要であるという。根室市が旧気象庁根室測候所のチシマザクラを標本木として日本で唯一チシマザクラを標本木として開花発表をしているほか、清隆寺に明治時代に国後島から移入されたチシマザクラが植栽されている。根室市の花期は5月下旬となり日本の施政権が及ぶ平地では最も遅く開花する。
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