増補版について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:40 UTC 版)
増補版では、戦後初期の国鉄が徐々に立ち直っていく様子が、列車本数の増加などをもとにして描かれている。また、戦後の国内情勢が不安定であることもあわせて記されている。戦争後数年を経過して日本が戦争から復興していき、作者が自らの進路を決めようとする中で本書は終わっている。 作者の宮脇は当初、鉄道における終戦は1945年8月15日の玉音放送時ではなく、石炭事情の悪化による1947年の減量ダイヤを経て、改善の兆しを見せた1948年のダイヤ改正の頃ととらえ、そこまで記すつもりであったが、米坂線のところを書いたところでその先を書く意欲が失われたという。しかし先を書きたいという気持ちは残っており、その17年後、一時絶版となっていた『時刻表昭和史』を増補版として再刊する際、念願がかなったと述べている。
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