増刊63話 錆びた黄金 / 2000年8月
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成人人口の5人に一人がエイズ感染者といわれる南アフリカ共和国。アメリカの製薬会社でエイズの研究を行っていたカレル教授は、本国に戻り廉価な治療薬を量産する計画を進めていた。しかしその折、米副大統領が治療薬の複製を規制する方針を立ち上げ、国内外で物議を醸す。これを受けて鉱山エネルギー省長官のサイモン・ロイドは、南アフリカの未来を救うという大義のもと、米副大統領の暗殺をゴルゴに依頼するべく動きだす。しかし、彼の周辺人物の多くは、アメリカの行動に義憤を覚えると同時に、軽薄で傲慢な性格のロイドに対する不信感を持ち、彼の選択が更なる混乱を南アフリカにもたらすのではないかと危機感を抱いていた。人々の不安をよそに、ゴルゴとロイド長官が接触する。
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