境界摩擦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 境界摩擦の意味・解説 

きょうかい‐まさつ〔キヤウカイ‐〕【境界摩擦】

読み方:きょうかいまさつ

二つ物体接触面が、薄膜などに覆われていたり、気体液体吸着分子層があったりする場合摩擦。⇔乾燥摩擦


境界摩擦

英語 boundary friction

潤滑平軸受けにおいて、団体摩擦から液体摩擦に移る遷移点の摩擦のこと。横軸回転数縦軸摩擦力をとった場合静止状態から回転数上げていくと、固体摩擦から液体摩擦に移る。この境界時において摩擦力最小になる。これより回転数(摺動速度)が小さ場合固体接触であり摩擦力大きい。遷移点より回転数上昇する流体潤滑となるが、オイルせん断力により回転数の上とともに摩擦力増大する。境界摩擦は軸受けなどにおける摩擦力代表する指標としても使うことがある。とくにエンジン始動時には重要な値となる。

参照 流体潤滑
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「境界摩擦」の関連用語

境界摩擦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



境界摩擦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS