報国寺 (鎌倉市)とは? わかりやすく解説

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報国寺 (鎌倉市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 09:43 UTC 版)

報国寺


本堂

所在地 神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目7−4
位置 北緯35度19分11.9秒 東経139度34分9.4秒 / 北緯35.319972度 東経139.569278度 / 35.319972; 139.569278座標: 北緯35度19分11.9秒 東経139度34分9.4秒 / 北緯35.319972度 東経139.569278度 / 35.319972; 139.569278
山号 功臣山[1]
宗旨 臨済宗[2]
宗派 建長寺派
寺格 諸山[2]
本尊 釈迦三尊
創建年 1334年建武元年)[2]
開山 天岸慧広[1]
開基 足利家時[1]または上杉重兼
正式名 功臣山報国建忠禅寺
別称 竹寺
札所等 鎌倉三十三観音 第10番
鎌倉十三仏 第4番(普賢菩薩
東国花の寺百ヶ寺 鎌倉5番
文化財 東帰集(伝仏乗禅師筆)
公式サイト 功臣山報国寺
法人番号 2021005001970
報国寺
横浜市
神奈川県における位置
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報国寺(ほうこくじ)は、神奈川県鎌倉市浄明寺二丁目にある仏教臨済宗建長寺派寺院。正式には功臣山報国建忠禅寺(こうしんさんほうこくけんちゅうぜんじ)と号する。本尊釈迦三尊境内孟宗竹約2000本からなる竹林があって観光名所にもなっており[3]竹寺として知られている。鎌倉三十三観音霊場の第10番、鎌倉十三仏霊場の第4番(普賢菩薩)、東国花の寺百ヶ寺の鎌倉5番札所。

歴史

この寺は、1334年建武元年)、天岸慧広開山により創建されたと伝えられ、開基については足利尊氏の祖父足利家時[3]とも上杉重兼ともいわれ、両家の菩提寺であった[3]臨済宗における寺格諸山に列せられていた。1438年永享10年)に起きた永享の乱で敗れた鎌倉公方足利持氏の子義久がこの寺で自刃している[2]

昭和4年には寺の近隣に華頂博信侯爵旧華頂宮邸を建設している[4]

ギャラリー

文化財

重要文化財

  • 東帰集(伝仏乗禅師筆)1冊、1巻(附:絹本著色仏乗禅師像、堆朱印櫃入木印2顆)
  • 仏乗禅師(天岸慧広)度牒1通・仏乗禅師戒牒4幅

日曜座禅会

毎週日曜日の午前中に、本堂にて「日曜座禅会」が開かれており、座禅初心者でも参加可能。

所在地

神奈川県鎌倉市浄明寺ニ丁目7番4号

交通・拝観料等

  • 京急バス「浄明寺」バス停下車
  • 「竹の庭」(拝観料300円)
    茶席「休耕庵」があり[3]、拝観料と別料金で、抹茶と茶菓子が供される(600円)。
  • 「竹の庭」拝観時間:9:00 - 16:00
  • 「日曜座禅会」参加費用:志納、毎週日曜 7:30~10:30くらいまで(途中参加不可)

脚注・出典

  1. ^ a b c 新編鎌倉志 1915, p. 41.
  2. ^ a b c d 新編相模国風土記稿 浄明寺村 報国寺.
  3. ^ a b c d 読売新聞』よみほっと(日曜別刷り)2020年12月20日1面【ニッポン探景】報国寺(神奈川県鎌倉市)命みなぎる翡翠の林
  4. ^ 鈴木博之 & 和田久士 2006, p. 49.

参考文献

  • 河井恒久 等編 編「巻之二 報國寺」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、41頁。NDLJP:952770/35 
  • 「山之内庄 浄明寺村 報国寺」『大日本地誌大系』 第40巻新編相模国風土記稿5巻之94村里部鎌倉郡巻之26、雄山閣、1932年8月、14-19頁。NDLJP:1179240/15 
  • 鈴木博之、和田久士『皇室の邸宅 御用邸・離宮・宮家の本邸・別邸・庭園…全国25カ所』JTBパブリッシング、2006年。ISBN 978-4533062483 

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