城山と堂ノ庭城跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 14:35 UTC 版)
「氷室 (京都市北区西賀茂)」の記事における「城山と堂ノ庭城跡」の解説
城山は氷室別れの北北東約500メートルにあり、氷室神社を結ぶ狭隘道路の中間に位置する標高479.8mの山である。山頂付近は20-30m四方に平坦になっており、国土地理院の三等三角点の標石が設けられている。この直下に曲輪が配置され、高さ2-3mの段差のある石垣や土塁が所々に良好な状態で残る。ここに横堀や虎口を備えた堂ノ庭城(どうのにわじょう)と呼ばれる砦が設けられた。築城には諸説残り、1553年(天文22年)、船岡山城にいた足利義輝が三好長慶と交えた戦中に形勢を立て直すべく入城した、あるいは明智光秀の居城であった丹波国周山城に通じる道を見張る場所としては最適で、光秀がそのための砦を設けた、などが有力である。
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