埋葬虫とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > > > 埋葬虫の意味・解説 

しで‐むし【埋葬虫】

読み方:しでむし

甲虫目シデムシ科昆虫総称。体は扁平前翅(まえばね)はやや短く尾端露出している。夜行性で、動物腐肉などを食う。ヤマトモンシデムシ・クロシデムシ・モモブトシデムシなど。


埋葬虫

読み方:シデムシ(shidemushi)

シデムシ科昆虫総称


埋葬虫

作者津原泰水

収載図書蘆屋家の崩壊
出版社集英社
刊行年月1999.6

収載図書蘆屋家の崩壊
出版社集英社
刊行年月2002.3
シリーズ名集英社文庫


埋葬虫

読み方:シデムシ(shidemushi)

シデムシ科昆虫総称


埋葬虫

読み方:シデムシ(shidemushi)

ヤマトモンシデムシ別称
シデムシ科昆虫

学名 Nicrophorus japonicus


シデムシ

(埋葬虫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 13:29 UTC 版)

シデムシ科 Silphidae
ツノグロモンシデムシ Nicrophorus vespilloides
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
上科 : ハネカクシ上科 Staphylinoidea
: シデムシ科 Silphidae
英名
Carrion beetle
下位分類
(本文参照)

シデムシは、コウチュウ目・ハネカクシ上科・シデムシ科(Silphidae)に属する昆虫の総称。

特徴

シデムシは、動物の死体に集まり、それを餌とすることで有名な甲虫である。名前の由来は、死体があると出てくるため、「死出虫」と名づけられたことによる。また、死体を土に埋め込む習性をもつものもいるため、漢字では「埋葬虫」と表記することもある。

体長は3mm-3cm。頭部には大顎がよく発達する。触角は先端がふくらんでいる。体は平たく、黒っぽいものが多い。

体型は、モンシデムシ類は前胸は丸っこく、中胸~腹部は後方に向かって幅が広がる台形、上翅の後端から腹部末端が覗く。多くは光沢があり、黒っぽい上翅に黄色の斑紋をもつものもある。ヒラタシデムシ類は全体が小判型で、黒い艶消しの体をしており、やはり上翅の後ろから腹部末端が覗く。

習性

そのほとんどがその名の通り死肉食、あるいは死体で繁殖するハエの幼虫を捕食するなど動物の死体に依存した生活を送る。中には動物ので繁殖するハエの幼虫をもっぱら捕食しているものもある。また、死体だけではなく、腐敗したキノコやその他の腐敗物に集まっているのも見ることがある。

幼虫も同様のものを食物とする。ヒラタシデムシ類のように幼虫も単独自由生活で餌を漁るものもあるが、成虫が幼虫を保護する習性が発達しているものもある。

特にモンシデムシ属 Nicrophorus のシデムシは、家族での生活、すなわち亜社会性の昆虫である。雌雄のつがいで小鳥やネズミなどの小型の脊椎動物の死体を地中に埋めて肉団子に加工し、これを餌に幼虫を保育する。親が子に口移しで餌を与える行動も知られており、ここまで幼虫の世話をする例は、甲虫では他にクロツヤムシチビクワガタくらいである。

なお、この死体を土の中に埋め込む行動については昆虫学者ファーブルの興味を引き、昆虫記の中で様々な実験を行なってその習性を検討している。

ビロウドヒラタシデムシ Oiceoptoma thoracicum
オオヒラタシデムシ Eusilpha japonica
オオヒラタシデムシ(幼虫)

種類

日本産で著名なものをいくつかあげる。

  • クロシデムシ Nicrophorus concolor Kraatz, 1877

モンシデムシ属では最大種でヘビの死体すら幼虫保育用の肉団子に加工してしまう。

人里の山林で最も普通に見られ、よくミミズの死体などを摂食している姿を見かける。

  • オオモモブトシデムシ Necrodes asiaticus Portevin, 1922

汲み取り便所でハエの幼虫を捕食することがよく知られている。


埋葬虫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 22:21 UTC 版)

蘆屋家の崩壊」の記事における「埋葬虫」の解説

旧友伊予田と偶然再会した猿渡彼の部下齋条出張先のマダガスカル寄生されてしまい余命幾ばくも無いという。伊予田にカメラ託され猿渡瀕死齋条見たがっているという写真の撮影依頼される

※この「埋葬虫」の解説は、「蘆屋家の崩壊」の解説の一部です。
「埋葬虫」を含む「蘆屋家の崩壊」の記事については、「蘆屋家の崩壊」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「埋葬虫」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「埋葬虫」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



埋葬虫と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「埋葬虫」の関連用語

埋葬虫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



埋葬虫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシデムシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの蘆屋家の崩壊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS