坂・丘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 17:08 UTC 版)
走路には自然に、あるいは人工的に勾配が設けられ「坂」と呼ばれる。坂は直線に設けられることが多いが、それ以外の場所にも緩やかだが存在している。一見平坦に見えても坂を上り下りしていることがあり、故に観客席から見ていると最後の直線に設けられている上り坂以外は認識しにくいことが多いが、競馬場のコースには坂はつきものである。他に京都競馬場の第3コーナーの坂は上り下りの「坂」で有名である。また、英国のエプソム競馬場には下ってから上る坂があり、米国のサンタアニタ競馬場にはスタートしてすぐに下っていく坂がある。旧盛岡競馬場(1995年廃止)では向こう正面から4コーナーにかけて高低差8.8mに及ぶ急坂があり名物であった。 障害競走やばんえい競走では平地競走の「坂」以上の100m前後(ばんえい競走の場合はもっと短い)の間に高低差が2メートル以上に及ぶ勾配が設置される。これを坂路またはバンケット(障害競走のみ)などと呼ぶ。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}日本の競馬場にある坂路のような、短い距離の間に急激な高低差のある勾配は日本にしか存在しない[要検証 – ノート]。中山競馬場の2号坂路は高低差5.3mに及ぶ。 ヨーロッパの競馬場によく見られる勾配はもとの自然の地形を反映していることが多く、「丘(hill)」と表現される。
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