地理的意義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/21 03:08 UTC 版)
この線は、大興安嶺山脈-陰山山脈-四川盆地西縁の高原地域(チベット高原の一部)を結ぶ線(大興安嶺・四川線という場合もある)とほぼ一致しており、これは海抜500m、平均年間降水量500mmの目安でもある。ここから東が農耕地帯であり、中国経済活動の舞台であり、住民のほとんどは漢民族となる、いわゆる中国本土である。一方、西は、乾燥地帯であって、農耕には適さずオアシス農業・牧畜等(伝統的には遊牧)が中心。民族構成も漢民族が減り、モンゴル族、ウイグル族、チベット族等の少数民族が中心となり、広西チワン族自治区以外の4民族自治区は、この地域に所在する。 東西で経済格差が大きく、民族問題とあいまって社会問題となっている。
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