地形、景観、環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 01:22 UTC 版)
バークシャーの景観は、レディングの中心を境にはっきりと東西に分かれている。 東側はバークシャーの北側の境界になるテムズ川の南の地域が中心になっている。スラウとレディングは現在テムズ川を南北に跨る形になっている。ロッドン川とブラックウォーター川などのテムズ川支流が、東部の低地に堆積地を形成している。堆積地は高地のサリーとハンプシャーとの境界線に向かってなだらかに傾斜している。この地域の多く、特にブラックネルとウィンザー大公園のあたりは、今も森林地帯が広がっている。 バークシャー西部とテムズ川上流域は、ゴーリングギャップでテムズ川が(現在の)境界線から北上している。ここは最後の氷期の終わりにテムズ川がチルターンヒル(オックスフォードシャーの北岸地域)とバークシャーダウンズの間を流れることになった広大なV字谷の狭い区域である。 こうしたことから西部地域はレディングでテムズ川に合流するケネット川の周辺に位置することになる。両岸の急傾斜地は、平坦な堆積地になっている。南に向かっては隣のハンプシャーとの境界線に向かって大きく傾斜しており、ここがバークシャーで最も高い場所になっている。最高地点はイングランド南東部の最高地点でもあるウォールベリヒル(297 m (974 ft))である。 ケネット川の北側は再びバークシャーダウンズに向けて傾斜している。ここは丘陵地帯になっていて、パング川とその支流に流れ込む小規模で森に覆われた渓谷があり、競馬に縁のある開けた高地で、結果として今も昔も競走馬の訓練地になっている。
※この「地形、景観、環境」の解説は、「バークシャー」の解説の一部です。
「地形、景観、環境」を含む「バークシャー」の記事については、「バークシャー」の概要を参照ください。
- 地形、景観、環境のページへのリンク