地下式発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 15:00 UTC 版)
読書発電所の地下式設備は1960年(昭和35年)11月16日に運転を開始したもので、最大使用水量75.00立方メートル毎秒・有効落差111.89メートルにて最大7万4,600キロワットを発電する。位置は地上式発電所下流側である。 取水は読書ダム右岸に設ける2つの取水口のうちの上流側、第二取水口より行う。ここから発電所へ至る導水路は長さ8.34キロメートル(全線圧力トンネルで構成)で、地上式発電所への導水路の西側(山側)を通る。トンネル終端には高さ54.9メートル・内径15.5メートルのサージタンクを設置。そこに長さ139.3メートルの水圧鉄管を繋ぐ。水車発電機は1組のみの設置で、水車は新三菱重工業(現在の三菱重工業)製の立軸単輪単流渦巻フランシス水車、発電機は三菱電機製の同期発電機(容量8万キロボルトアンペア・周波数60ヘルツ)を採用する。 発電所建屋は地下5階建て。地上には主変圧器などを収める地上2階・地下1階の付属建物があるのみである。
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