土佐くろしお鉄道中村線列車衝突事故
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「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「土佐くろしお鉄道中村線列車衝突事故」の解説
1998年(平成10年)6月11日 (列車衝突事故) 9時15分ごろ、土佐くろしお鉄道中村線西大方 - 古津賀間において窪川発宿毛行普通列車(1両編成・乗客約40人)が、エンジン故障で立ち往生した。この列車を救援するため、伝令法を施行した救援列車が中村から現場に向かったが、徐行が原則のところを60 km/hで進行したため、見通しの悪い曲線(R400 m)の先に止まっていた事故列車に気が付くのが遅れ、非常制動をかけたものの止まりきれず衝突し、38人が負傷した。 エンジン故障とは、踏切通過の際に、踏切改良工事のための仮設踏切舗装板が浮き上がり、列車車両床下にある変速機オイル冷却用配管と接触、これを損傷したもの。 故障列車の運転士は発炎信号または赤旗による防護措置を怠っていた。また、救援列車運転士に渡された運転通告券には故障列車の停止位置(現場のキロ程)が記載されていなかったため、故障列車の位置は不明だった。
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