国際大会における取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 07:00 UTC 版)
「ブブゼラ」の記事における「国際大会における取り扱い」の解説
ブブゼラはアフリカ、特に南アフリカにおいてサッカーの試合が行われた際や南アフリカの選手が自国外で試合を行った際に観客が吹き鳴らし、その大きな音が問題とされた例が多々あった。 南アフリカにおいてFIFAコンフェデレーションズカップ2009が開催された際、放送局や選手の一部からブブゼラが出す大きな音に対する不満や苦情が出た。 FIFAは2008年7月、FIFAコンフェデレーションズカップ2009においてブブゼラを禁止しない方針をとることを決定。さらにFIFAコンフェデレーションズカップ2009開催中の2009年6月18日、ゼップ・ブラッターFIFA会長は同大会及び翌年に南アフリカで開催される2010 FIFAワールドカップにおいてもブブゼラの使用を禁止する考えのないことを明言しFIFAは2010 FIFAワールドカップにおいても1メートル以上の長さのものを除きブブゼラによる応援を容認した。ブラッター会長は、「アフリカで開催されるワールドカップをヨーロッパ化すべきでない」と主張している。 2010 FIFAワールドカップの組織委員会は大会開幕直前にブブゼラの騒音に関する調査を行い同委員会会長が「非常時のアナウンスをかき消したり、国歌斉唱の際に非礼にあたる可能性がある」と懸念を表明したが、使用を禁止する措置は講じられなかった。その結果、大会2日目までは国歌斉唱時にも吹き鳴らされたが大会3日目以降は国歌斉唱時にブブゼラはほとんど吹かれなくなった。
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