国王に対するオランダとスペインの支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 07:09 UTC 版)
「ラ・ロシェル包囲戦」の記事における「国王に対するオランダとスペインの支援」の解説
カトリック国のフランスはプロテスタントのラ・ロシェルを制圧するために同じプロテスタントのアムステルダム市から船舶を借り受けていた。このためプロテスタントのオランダの船上でフランス兵たちがローマ・カトリックの説教を受けることが許されるか否かアムステルダム市議会で論議となった。論議の結果は許されないことになった。オランダ船はフランス兵をラ・ロシェルへ輸送した。フランスはハプスブルク家と敵対するオランダの同盟国であった。 スペインはラ・ロシェル包囲戦の機会を利用して、共通の敵であるイギリス、ユグノーそしてオランダと対するべくフランスとの同盟締結に動いた。リシュリューはスペインの援助を受け入れ、スペインは戦略的支援の証として30〜40隻の艦隊をカディスから出航させモルビアン湾へ送り、スペイン艦隊はバッキンガム公のレ島撤退から3週間後に到着した。スペイン艦隊はラ・ロシェル沖合に投錨したが、結局ラ・ロシェルとの交戦はなかった。
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