国会審議「デジカメ」事件
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「村田吉隆」の記事における「国会審議「デジカメ」事件」の解説
2009年1月13日、衆議院予算委員会において村田が無許可でデジタルカメラを持ち込み撮影したところ、その様子を菅直人らに発見され、委員長がカメラを没収する事態となった。 衆議院規則においては、委員会を撮影する場合は委員長の許可を要すると定めている。しかし、村田は同規則に違反しカメラを無届で持ち込み、委員会の審議を勝手に撮影していた。ところが、撮影に気づいた野党議員らが激しく抗議するなど混乱したため、委員会審議が一時中断する騒ぎとなった。衆議院予算委員長の衛藤征士郎が「委員長の許可なくしてカメラの撮影は厳禁いたします。なお、撮影したフィルムは、委員長が直ちに没収します。カメラを委員長のもとに、ここにお持ちください」と宣言し、国会法の秩序保持権に基づきカメラをその場で没収処分とした。 撮影した理由について、村田は「自分のホームページ用に撮影した」と釈明した。日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は「委員会の開催中に与党の国対幹部が野党の行動を撮影するなど、前代未聞で論外だ」厳しく批判した。民主党は同日「盗撮的行為で容認できない」として、衆議院に対し村田の懲罰動議を提出した。
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