団数、団員数の減少
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:11 UTC 版)
昭和20年代を頂点に団数、団員数が減少している。高度経済成長期に地方青年層が都市へ流出し、都市近郊においては通勤青年化し青年団の存続が困難になっている。また価値観の多様化により青年層への青年団の求心力が低下している。この背景としては青年団が社会的役割を喪失しつつあることであり、大衆向け娯楽の普及、行政サービスや商業サービスの充実により相対的な公益性が低下し青年団の社会的存在意義が問われている。また、青年団が自主性をもった反面の弊害も発生している。戦前の青年団は行政当局の主導で組織化された官制青年団であり、入団も半ば強制的な面があったが、戦後は全くの任意団体となった。自主的団体ではあるものの、このため、休廃団への抵抗感が薄くなった面があり、多くの青年団が活動を停止していった。
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