呉羽航空機の試作戦闘機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:08 UTC 版)
「富山飛行場」の記事における「呉羽航空機の試作戦闘機」の解説
1944年(昭和19年)2月10日に設立された婦負郡呉羽町の呉羽航空機は、陸軍省及び立川飛行機の指導を受けて四式戦闘機を木製化したキ一〇六型試作木製戦闘機の制作を行っている。このキ一〇六型試作木製戦闘機は、1945年(昭和20年)6月20日にその第1号機が完成したので、富山飛行場より立川飛行場に向け時速605キロメートルの速度を以て試験飛行を行っている。この速度は水平飛行としては当時の日本において最高の記録であったが、第2号機が完成して大量生産態勢が整うと共に終戦を迎えた。試作された機体は学徒動員の勤労生徒50名が富山飛行場まで手で牽引したといわれている。
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