吹奏楽編曲と著作権問題とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 吹奏楽編曲と著作権問題の意味・解説 

吹奏楽編曲と著作権問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:48 UTC 版)

ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の記事における「吹奏楽編曲と著作権問題」の解説

1976年行われた第24回全日本吹奏楽コンクール全国大会において島根県出雲市立第一中学校が自由曲として演奏したダフニスとクロエ第2組曲抜粋(「夜明け」・「全員踊り」)は、この曲が日本アマチュア吹奏楽団に広まるきっかけ作った当時ラヴェル没後から40年余りしか経っておらず、作品著作権保護対象であり無断での編曲演奏はできなかったが、当時学校関係者の間には著作権に関する理解は現在ほど浸透していなかった。コンクール主催する全日本吹奏楽連盟機関誌通じて注意促していたものの、1981年には『ダフニス』を自由曲として支部代表となった高等学校編曲許諾とっていなかったために全国大会へ出場辞退するという「事件」が起こっている。 また、実際に編曲許諾申請して簡単に許可はおりなかったため、1980年代前半には『ダフニス』の吹奏楽編曲による演奏事実上不可能に近かったが、1986年には、埼玉栄高等学校吹奏楽部顧問から相談受けた吹奏楽指導者秋山紀夫が、日本著作権管理会社超えて直接フランスデュラン社に電話交渉しギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団指揮者ロジェ・ブートリーによる編曲限って演奏許諾を得ることに成功した埼玉栄高等学校この年ダフニス』を全国大会披露し、翌1987年以降ブートリー編曲による『ダフニス』は吹奏楽コンクールさかんに取り上げられるようになった。なお、現在は著作権保護期間過ぎており自由に編曲することが可能になっている。

※この「吹奏楽編曲と著作権問題」の解説は、「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の解説の一部です。
「吹奏楽編曲と著作権問題」を含む「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の記事については、「ダフニスとクロエ (ラヴェル)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「吹奏楽編曲と著作権問題」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吹奏楽編曲と著作権問題」の関連用語

吹奏楽編曲と著作権問題のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吹奏楽編曲と著作権問題のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのダフニスとクロエ (ラヴェル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS