君をおくる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 05:43 UTC 版)
「ハーフタイムシアター」の記事における「君をおくる」の解説
2015年上演。2015年「水平線の歩き方」再々演に伴い、東京・大阪のみで同時上演された。 大阪から10年ぶりに東京へ帰って来たキミエは、高校時代に働いていたバイト先の先輩の紹介で手伝いに来たキミジマと共に引越し作業をしていた。キミエが買い出しをしている合間にキミジマが1人で作業をしていると関西弁の男が急に部屋に入って来るが、キミエが外出していると知るとすぐに外へ出て行ってしまう。まもなくしてキミエが帰ってきたので先程の男に会わなかったのかと聞くが、キミエは「会わなかった」と答える。 そこへ作業着姿の松尾がやって来て、荷物を運んできた引っ越し業者が渡しそびれていた領収書を代わりに持ってきた。別の人が持ってくると聞いていたキミエとキミジマが礼を言うと、何故か松尾は部屋の中に入って荷物整理を始めてしまう。領収書を忘れた事に対するサービスだと思い2人も作業を再開するが、そこで先輩からキミエへ電話がかかってくる。キミジマと松尾はキミエが「もう居ない」「最後まで」と言っているのを盗み聞きしてしまい、何も知らない松尾は思わずその事を聞こうとしてしまうが、キミエは管理人室に行くと部屋を出て行ってしまった。 会話の内容からキミエの夫が死んでしまっていたんだとキミジマと松尾が話していると、ふと先程部屋を訪れた関西弁の男の特徴がキミエの夫の特徴に似ている事・キミエと鉢合わせているはずのタイミングで会わなかった事を思い出し、関西弁の男こそがキミエの亡くなった夫なのだと気づく。きっとキミエの気持ちの整理が付いてない事で、夫の幽霊が見えないのだと。そこへ再び、関西弁の男が部屋を訪れて来た・・・・
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