名 (倫理)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/05 15:59 UTC 版)
名(めい)とは、古代中国において一般的な意味としての「名前」とは別に、名前そのものが有すると考えられていた概念のこと。
古代中国では、物が持つ「名」とその実体である「実」の相互関係について様々な説が出された。老子は「名の名とすべきは、常の名にあらず」と唱え、実は常に変化して名との関係を変えていくと唱えた。荘子は「名は実の賓である」と唱え、名は実の飾に過ぎないと説いた。墨子は「名を以て実を挙ぐ」と唱え、荀子は「名を制して以て実を指す」と主張した。更に孔子は名と実の関係を正す必要性を唱えて「正名」の考えを提示(孔子自身は『周礼』に基づく正名を理想とした)し、公孫竜は名と実は常に完全に一致すべきであるとする『名実論』を著して後の名家思想を生み出すなど、名と実の関係のあり方及びそのため秩序である分についてを問う「名弁」が出現して戦国時代の自然科学・社会科学を成果を取り入れていくことで、中国における認識論と倫理学に関する研究(名学)の原点となった。
関連項目
「名 (倫理)」の例文・使い方・用例・文例
- 名簿に私の名前も追加してください
- ご住所とお名前を教えていただけますか
- 名声ではなく,真実を求めよ
- 彼女はローザ・パークスにちなんでローザと名付けられた
- 彼の名前をあとになってやっと思い出した
- この花の名前何だったっけ
- ロマンス語では形容詞は性と数が修飾する名詞と一致する
- 私の名はクリスチーナですが,クリスと呼ばれています
- 彼女には名声を手に入れたいという野望がある
- 匿名の手紙
- ビートルズ名曲集
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- 委員会が私を指名してこの事件の調査にあたらせた
- 名簿はアルファベット順の配列になっている
- 私は彼女に名前を尋ねた
- ジョーンズという偽名を使って
- 彼はコンピュータプログラムを教える名人だ
- 彼の依頼で,われわれは彼の名前に言及することはいたしません
- 彼は契約書に署名をした
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