名鉄時代の運用と廃車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 15:43 UTC 版)
「名鉄モ580形電車」の記事における「名鉄時代の運用と廃車」の解説
1955・56年に製造された本形式は、初め岐阜市内線へと投入された。その後市内線・揖斐線直通列車(1967年(昭和42年)12月運転開始)にモ510形・モ520形が転用されたのに伴い、入れ替わりで本形式が美濃町線へと投入された。 しばらく美濃町線での運用が続くが、札幌市電から連接車モ870形が転入したのに伴いまずモ584が余剰となり、1976年(昭和51年)11月30日付で廃車された。残るモ581 - モ583については集電装置の変更のほか、1976年(昭和51年)に正面ワイパーの自動化、翌1977年(昭和52年)には放送装置の新設工事がそれぞれ施工され、引き続き美濃町線で使用された。しかし連接車モ880形の新造に伴い残る3両も余剰となり、1980年(昭和55年)12月15日付で廃車されて本形式は形式消滅となった。 このうち、後述する豊橋鉄道への譲渡対象から除外されたモ583は同時期に廃車となった850系「なまず」852編成などとともに南知多ビーチランドにおいて静態保存されたが、後年解体処分され現存しない。
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