名鉄新岐阜駅電車衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「名鉄新岐阜駅電車衝突事故」の解説
★2003年(平成15年)10月18日 17時15分頃 (列車脱線事故) 岐阜県岐阜市の名古屋鉄道名古屋本線新岐阜駅構内で、豊川稲荷発新岐阜行き急行列車(3100系+3500系6両編成。乗員2名、乗客約60名)が所定位置で停車せずに5.7m通り過ぎてホーム端の車止めに衝突、1両目と3両目が脱線し乗客4名が軽傷を負った。 原因は運転士の体調不良による運転操作ミスとされる。運転士が駅進入の際に気を失って運転レバー(主幹制御器)に倒れ込み、加速の向きに操作したため。運転士は事故後の精密検査で睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の疑いがあると診断された。なお、運転士は新岐阜駅進入の前までは正常に減速運転を行っていたため、宿毛事故のような最悪の事態を免れた。 この事故を受けて名鉄では以降導入する車両に対し、運転台の主幹制御器をボタンを押さないと力行側に操作できなくするものに変更した。また、事故現場となった新岐阜駅名古屋本線ホームには油圧式の車止めと過走防止用(速度照査用ではない)のATSが設置された。
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