吉見 台右衛門(よしみ だいえもん)
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「弓道士魂」の記事における「吉見 台右衛門(よしみ だいえもん)」の解説
尾林与次右衛門の高弟。選抜試合以前に紀州内での最高記録4999本を保持していた。新たな弓具により5800本に到達。訓練により6100本に伸ばし、家老からは長屋六左衛門が6323本を記録した直後に期待をかけられるが、尾林の進言により挑戦は1年後となった。通し矢当日は風雨に見舞われやむなく中断となった。そのまま京都に滞在し、2週間後に再び挑戦するが、後半に濃霧となり成功本数が伸びず再び失敗に終わった。その後は目隠しをしたまま生活をし、ついに目隠しで10射8中するほどになる。翌年の5月に再び三十三間堂へ向かうが、途中で弓が折れ右手を傷めて中止となった。全治2ヶ月であり、その間は勘左衛門の練習を毎日見て助言をした。1年間勘左衛門と練習し、6400本を記録する。勘左衛門の代わりに通し矢を行うが4度目の挑戦も失敗に終わった。5度目の挑戦で6343本を記録し、天下惣一を達成する。加齢により引退した後は大八郎と長四郎の師となった。
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