吉村博次
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 06:08 UTC 版)
吉村 博次(よしむら ひろつぐ、1919年10月28日[1] - 1999年4月14日)は、日本のドイツ文学者。同志社大学名誉教授。
略歴
山梨県出身[1]。1944年東京帝国大学文学部卒。戦後同志社大学経済学部教授、1985年定年、名誉教授。専攻は、ドイツ文学・哲学。1999年、肺炎のため死去[1]。
著書
- 『キエルケゴール絶望の概念 「死にいたる病」とその周辺』(夏目書店、哲学研究文庫) 1948
- 『世界の哲学思想』(串田孫一共著、実業之日本社、教養叢書) 1951
- 『午前の歌』(詩、共著、美術出版社) 1963
翻訳
- 『リルケとの愛の思い出』(ハッティンベルク、富士川英郎共訳、新潮社) 1953
- 『ヒルティ選集 第4 幸福論 第2』(東京創元社) 1959
- 『ルー・サロメ』(リルケ、富士川英郎共訳、弥生書房、弥生選書) 1959
- 『大空の種族 花と動物と神の童話』(ワルデマール・ボンゼルス、創文社、アルプ選書) 1960
- 『リルケ全集 第10 ベンヴェヌークへの手紙』(弥生書房) 1961
- 『リルケ全集 第8 ヴォルプスヴェーデ』(弥生書房) 1962
- 『リルケ全集 第12 日記 1899 - 1900年』(弥生書房) 1963
- 『シュトルム詩集』(弥生書房、世界の詩) 1966
- 『トラークル詩集』(弥生書房、世界の詩) 1968
- 『フロイト著作集 第5 性欲論』(懸田克躬共訳、人文書院) 1969
- 「イヴァン・ゴル」(イヴァン・ゴル、河出書房新社、『ドイツ表現主義01 - 表現主義の詩』) 1971
- 「トゥブッチュ」 (アルベルト・エーレンシュタイン、河出書房新社、『ドイツ表現主義02 - 表現主義の小説』) 1971
- 「メトゥーザレム - あるいは永遠のブルジョア」(イヴァン・ゴル、河出書房新社、『ドイツ表現主義03 - 表現主義の演劇・映画』) 1971
- 『裏面 - ある幻想的な物語』(アルフレート・クビーン、土肥美夫共訳、河出書房新社) 1971
- 『心理学的類型』(ユング、中央公論社、世界の名著 続 14) 1974
- 『ショーペンハウァーとニーチェ』(白水社、ジンメル著作集 5) 1975
- 『ヘルマンとドロテーア』(潮出版社、ゲーテ全集 2) 1980.9
- 『善悪の彼岸』(白水社、ニーチェ全集 第2期・第2巻) 1983.1
脚注
参考文献
- 訳書の紹介文、新聞の死亡記事
- 吉村博次のページへのリンク