台湾 ペスト菌を確認
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1896年(明治29年)、岡田は台湾の台南部隊附軍医の依頼により安平港に寄港したジャンク船病死者の調査を行った。その前々年の1894年(明治27年)に北里柴三郎およびフランス人細菌学者アレクサンドル・エルザン (Yersen) が相次いでペスト病原菌発見を発表していた。岡田は検査の結果、この内エルザンが発見した菌(通称・エルザン菌)を検出した旨、10月12日東京医学会に発表した。日本領土内でのペスト菌確認はこれが最初であり、この確認を契機に台湾での防疫体制が整えられていった。
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