台湾省公路局への委託
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 02:25 UTC 版)
「交通部公路総局」の記事における「台湾省公路局への委託」の解説
国民政府が遷台した後、台湾の道路行政の規模が縮小したため、交通部公路総局は名義のみを残して、実質的な業務を台湾省公路局に委託した(免許証には交通部公路総局の印章が使用されていた)。 「台湾省公路局」の前身は台湾省行政長官公署交通処鉄路管理委員会汽車処であり、1946年8月1日に成立、台湾省内の道路輸送業務及び公路総局より委託された道路管理業務を担当した。1947年5月、台湾省政府が成立すると汽車処は交通処に昇格となると同時に「台湾省公路局」へと改称された。1949年には「台湾省公共工程局」の業務を吸収し台湾院おける公共工事の監督業務も担当し、1950年に交通部の指示により台湾省全域(当時の台北市、高雄市は直轄市でなく台湾省に帰属していた)の道路工事、輸送、管理を委託するようになった。 1967年には台北市が、1979年には高雄市が直轄市に昇格すると、2市の道路行政は市政府により管轄されるようになった。1980年10月1日より公路局は担当する輸送業務を分割することとなり、旅客輸送部門が「台湾汽車客運公司」として独立、公路局の業務内容から輸送業務が除外されている。
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