古舘曹人とは? わかりやすく解説

古舘曹人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/08 09:09 UTC 版)

古舘 曹人(ふるたち そうじん、1920年6月6日 - 2010年10月28日)は、日本の俳人佐賀県杵島郡出身。本名・六郎。

来歴

父の古舘九一は、杵島炭鉱高取伊好の大番頭役を務めた実業家で、晩年は唐津焼の再興に尽力した収集家でもあった。唐津中学(現佐賀県立唐津東中学校・高等学校)、五高東京大学法学部卒。在学中に学徒出陣を経験。東大ホトトギス会に入会し山口青邨に師事、俳句雑誌「夏草」の編集をする。

1947年太平洋炭鉱に入社。1979年、句集『砂の音』で俳人協会賞受賞。俳人協会顧問。太平洋興発の副社長も務めた。2010年、老衰のため90歳で死去[1]

著書

  • ノサップ岬 近藤書店 1958
  • 海峡 句集 竹頭社 1964 (夏草叢書)
  • 能登の蛙 私家版 1971
  • 砂の音 1978
  • 古館曹人集 俳人協会 1979.8 (自註現代俳句シリーズ)
  • 大根の葉 現代俳句評論集 角川書店 1981.5
  • 樹下石上 句集 角川書店 1983.11 (現代俳句叢書)
  • 句会の復活 角川書店 1986.12
  • 古館曹人集 牧羊社 1987.8 (自解100句選)
  • 句会入門 1989.12 (角川選書)
  • 山口青邨の世界 梅里書房 1991.6 (昭和俳句文学アルバム)
  • 青邨俳句365日(編著)梅里書房 1991.7 (名句鑑賞読本)
  • 古館曹人集 続編 俳人協会 1994.2 (自註現代俳句シリーズ)
  • 繍線菊 句集 角川書店 1994.7
  • 乃木坂縦横 富士見書房 1994.12
  • 木屋利右衛門 古舘六郎 講談社出版サービスセンター 1997.9
  • 日本海歳時記 句集 ふらんす堂 1999.11
  • 甦る蕪村 句と画双方の奇跡 角川書店 2003.11
  • 男たちよ ふらんす堂 2006.9

脚注

  1. ^ 古舘六郎・元太平洋興発副社長が死去 - 日本経済新聞、2010年11月20日




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