口笛にまつわる迷信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 04:35 UTC 版)
夜に口笛を吹くとヘビが出るヘビは夜行性で、尚かつ小さな振動音をネズミなどの小動物と間違え寄って来る習性がある。この為、周囲が暗くて静寂の時(つまり夜)に口笛の音に寄せられ出現すると昔から言われる。また「蛇が出る」の「蛇」は「じゃ」と読み、「蛇=邪悪な者=お化け」つまり「夜に口笛を吹くと蛇が出る」というのは「夜に口笛を吹くと邪(お化け)が出る」と庶民も分かりやすく言い換えた言葉とも言われている。 他の説には、歌垣や夜這いの合図が口笛だったため、夜に口笛を吹くと異性に襲われる、という意味があった、とされる。 夜に口笛を吹くと泥棒が入る近代以前の日本の一般家庭は経済的に余裕の無い家庭が多く、夜に口笛を吹くと「それだけ気持ちにも余裕があるほど裕福だ」と泥棒に判断されて盗みに入られるとされていた。 使い魔を召喚する原因になるため、リトアニアでは屋内で口笛を吹くことが禁じられている(世界の珍法令)。
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