反逆者の処罰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:06 UTC 版)
スペインでは、反逆者が処刑されその家が取り壊されたのち、その首をパイクに刺して晒し、反逆者が所有していた土地を塩土化した。 同様の処置はポルトガルでも見られた。1759年、ターヴォラ事件(英語)でジョゼ1世に対する陰謀に参加した罪で、アヴェイロ公(英語)のリスボンの屋敷が破壊され領地が塩土化された。サンタマリア・デ・ベレンに残る彼の罪を弾劾した石碑には、以下のように記されている。 ここは、アヴェイロ公などの栄誉を剥奪されたジョゼ・マスカレナスの屋敷が更地にされ、塩土化された場所である.... もっとも高貴で聖なる人物である主君ジョゼ1世に抗うたくらみに加担し...野蛮で忌まわしい運動の指導者として裁きにかけられた。この悪名高き土地には、いついかなる時も、何物も建ててはならない。 ポルトガルのブラジル植民地(英語)ではミナスの陰謀の指導者、通称チラデンテス (1746年–1792年・本名シルバ・シャビエル) が被告人に対する判決文(ポルトガル語)に従って絞首刑に処され、家が「略奪されて、この床の上に再び建物が建つことが無いように塩をまかれた」。チラデンテスの遺体は分断され、謀議が行われたといういくつかの地で晒しものにされたばかりか、子供たちは財産や名誉を奪われた。
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