反米左翼政権の復活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 05:39 UTC 版)
内戦状態が終わり民政化移行が行われたものの、多くの国ではその後も貧困が解消されなかったため、社会主義に対する支持が元々高かった。それに加えて、長い間軍事独裁政権を支援し続けていたアメリカに対する根強い反感が国民の間に残っていたことなどを受けて、「反米ポピュリズム」とも称される勢力が急速に勃興し、2000年代に入ると、社会主義的政策を掲げた反米左翼政権がいくつか現れることとなった。 2007年にはニカラグアで、かつてサンディニスタ民族解放戦線の指導者で、中米紛争時に反米左翼政権の大統領であったダニエル・オルテガが大統領に返り咲いたほか、エクアドルではラファエル・コレア率いる左翼政権が、ベネズエラではウゴ・チャベス率いる反米左翼政権が、自由選挙により相次いで成立した。
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