厳島神社社殿(広島県廿日市市、国宝)
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安芸国の一の宮であり、市杵島姫命(いちきしまひめみこと)を祀り、航海の守護神とされた。安芸守だった平清盛の崇敬を受け、院政期には平氏一門の氏神のように遇され、長寛2年(1164年)には『平家納経』全33巻が納められた。中心となる両流造の社殿は後世に再建されたものだが、平氏の時代の様式を残しており、現在のように満潮時には拝殿下まで海水が入る特殊な建築様式で構え直されたものである。潮が満ちると社殿や鳥居が海中に浮かぶ景観は美しく、国の特別名勝にも指定され、「宮島」とも称されて日本三景のひとつとして名高い。1996年(平成8年)、世界遺産のなかの文化遺産に登録された。
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