原田治とは? わかりやすく解説

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原田治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 05:39 UTC 版)

原田 治(はらだ おさむ、1946年4月27日[1] - 2016年11月24日[2])は日本イラストレーター東京都中央区築地出身。サイレント期の映画監督・二川文太郎は母方の祖父。

来歴

幼少の頃から絵画に興味を示し、洋画家川端玉章の孫にあたる川端実に師事していた。青山学院中等部・高等部を経て多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後渡米し、ここでイラストレーションを学ぶ。ここでの生活が後の作品に「アメリカナイズされたテイスト」として影響を与えることとなる。

帰国後の1970年、創刊したばかりの雑誌「an・an」(マガジンハウス)にイラストを掲載し、イラストレーターとして本格的に始動。1975年マザー・グースを題材にしたポップで可愛らしいテイストのキャラクターグッズ「OSAMU GOODS」の発売を開始。

雑誌「ビックリハウス」(パルコ出版)では、「明石町先生」というペンネームでイラストページを連載。編集スタッフの似顔絵イラストで構成された連載は人気を博した。また1979年、「ビックリハウス」の執筆陣であった安西水丸ペーター佐藤・アートディレクターの新谷雅弘らとともにユニット「パレットクラブ」を結成。これは後に生地・築地に設置されたイラストレーター養成学校「パレットクラブスクール」の母体となっている。

その後はイラストレーターも加え、前述の「パレットクラブスクール」講師なども務めていた。また著作ではイラスト集の他、児童向け絵本挿絵も行なっていた。

2016年7月〜9月にオサムグッズ誕生40周年を記念し『オサムグッズの原田治展』が弥生美術館で開催された[3]

2017年2月10日付の毎日新聞で死去が報じられた[4]。70歳だった[4]

2019年7月13日から世田谷文学館にて「原田治展「かわいい」の発見」が始まった[5]。以後全国巡回中[6]

著作

絵本挿絵

作品を採用している企業・商品

令和元年記念ポテトチップス
ウェルカム・バスケットのトラック
ドア付近に「白くまくん」ステッカー

脚注

  1. ^ 『オサムズ マザーグース』著者略歴 - Amazon.co.jp
  2. ^ オサムグッズのファンの皆さまへ”. osamugoods.com. コージー本舗 (2017年2月11日). 2017年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月11日閲覧。
  3. ^ オサムグッズの原田治展 Osamu Goods(R) The 40th Anniversary
  4. ^ a b 「オサムグッズ」原田治さん死去70歳 - 毎日新聞、2017年2月10日、同日閲覧。
  5. ^ osamugoods NEWS
  6. ^ 「原田治 展」公式サイト
  7. ^ 【カルビー ポテトチップス】の秘密(男の浪漫伝説 Vol.61) |ドリームメール
  8. ^ タピオカHPより作者プロフィール(2012年12月6日時点のアーカイブ

外部リンク




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