原形不定詞の用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:51 UTC 版)
第 5 文型で使役動詞 (make, have, let)、知覚動詞 (see, hear など) の目的格補語に用いられる。(この場合、目的語が原形不定詞の意味上の主語になる。) He made his younger brother drink.(彼は弟に無理に飲ませた。) cf. He compelled his younger brother to drink. Have her write it for you.(彼女にそれを書いてもらいなさい。) cf. Get her to write it for you. He made his dog eat pet food.(彼は、自分の飼い犬にペットフードを食べさせた。) I saw the cat cross the road.(私は、その猫がその道路を横切っているのを見た。) 助動詞及び助動詞的な慣用句の後に用いられる。(助動詞が人称を表す。時制は原形不定詞を完了形にする。) He cannot (choose) but laugh. = He cannot help laugh.(彼は、笑うしかなかった。)※choose を挿入するのは古風な表現。cannot help but(+原形不定詞)は誤用である。 仮定法現在で、願望、期待、要求、提案、命令、主張などを表す動詞に続く目的語の名詞節ないし、批評を表す形容詞の主語である名詞節の本文中に用いられる。(原形不定詞の前に助動詞 should が省略されていると考えられる。) I suggested that she bring him at once.(彼女がすぐに彼を連れてくることを勧めた。) It was necessary that he make some effort.(彼にはなんらかの努力が必要だった。)
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