原子価互変異性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 18:51 UTC 版)
原子価互変異性は原子価が2以上の原子同士の結合が変化するような互変異性である。化合物の骨格が異性化するような互変異性になる。この互変異性は可逆な転位反応といえる。例えば室温でコープ転位を起こすブルバレン誘導体は原子価互変異性を起こす(置換基のないブルバレンのコープ転位生成物はブルバレンであるので互変異性体は存在しない)また、チオアミドが2個連結した化合物は4員環状の化合物である1,2-ジチエットと互変異性体として存在することが知られている。
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