南関東・北陸におけるクマゼミの増加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:09 UTC 版)
「クマゼミ」の記事における「南関東・北陸におけるクマゼミの増加」の解説
1980年代以降、大阪市などの西日本の都市部で、セミ全体数に対するクマゼミの割合の増加が観測されている。従来はアブラゼミが最もよく見られるセミで、クマゼミは九州などの温暖な地域に多いセミで、本州では珍しいセミであったが、近年は頻繁に確認されるようになった。 また1990年代頃から南関東や北陸地方でクマゼミ棲息地の東進・北上が報告されている。このセミの昔からの棲息域に入る神奈川県小田原市では、1990年代に入ってクマゼミの急増が確認され、現在はアブラゼミに次ぐ第2のセミとなっている。同様に、日本海側の金沢市でもクマゼミが年々増えており、市中心部では毎年のように合唱が確認できるほどの状態となっている。ただし、冬の寒さが金沢より厳しい福井市や富山市では、今のところクマゼミ増加の兆しはない。 このようなクマゼミ増加の原因には、下のように大きく分けて2種類が存在する。
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