南アフリカの英語事情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:10 UTC 版)
詳細は「南アフリカ英語」を参照 南アフリカは大きな英語母語話者の集団が存在するものの多数派ではなく、2011年時点で英語母語話者人口は総人口の約9.6%を占めるに過ぎず、ズールー語・コサ語・アフリカーンス語に次ぐ規模にとどまっている。公用語としても唯一のものではなく、11ある公用語のうちの一つに過ぎない。一方で第二・第三言語として英語を使用する人口は非常に多く、事実上国内の共通語となっている。もともとアパルトヘイト期においては白人系の言語であるアフリカーンス語と英語の2言語のみが公用語となっており、なかでも政府や社会の主導権を握るアフリカーナーの言語であるアフリカーンス語の利用が積極的に進められたものの、この政策は差別される側である黒人の強い反発を招き、その反動からアパルトヘイト撤廃後は英語の共通語化が急速に進んだ。
※この「南アフリカの英語事情」の解説は、「英語」の解説の一部です。
「南アフリカの英語事情」を含む「英語」の記事については、「英語」の概要を参照ください。
- 南アフリカの英語事情のページへのリンク